ノリコのお布団で添い寝ブログ

ファンシーな煩悩のOLさん

貞操を守りきれなかった話

<p>今週のお題「2013年、夏の思い出」</p>

この夏あろう事か痔になった。

しかも、キングオブ痔とも言える痔瘻。ちなみに痔に明るくない方のために説明すると、痔瘻とは直腸から尻っぺたに向かって通り道が出来たりそこに膿が溜まったりするという、わたしたちのイメージしがちな痔とは少々趣が異なる。

七月のある日、なんだか尻に違和感を感じた。日に日に増す違和感。恥を忍んでドラッグストアで痔の薬を物色。しかし、何分始めてのことですからどれを選んでいいかわからない。軟膏?座薬?チューブタイプ?とりあえず座薬を選んでみた。

尻に座薬を入れてみた翌日、尻の違和感が痛みに変わる。これはただ事ではない、とネットで自宅近くの肛門科を探し、仕事帰りに行ってみた。

初めての肛門科。初めての肛門鏡。ヤバい恥ずかしい。レギンスやらパンツを膝まで下ろして横になる。看護師さんが若い頃の江角マキコみたいで恥ずかしさが増した気がする。あなたにわたしの初めてを捧げました。(照

とりあえずこの時点では肛門周囲膿瘍という、痔瘻の手前の状態。しばらく抗生剤打って様子を見ましょう、と。

しかしこの二日後に悪夢が訪れる。

朝起きる。

!?

尻が痛くて動けない。とりあえず職場に連絡。幸い同性の先輩が出たので素直に「し、尻が痛くて動けません!!!」先輩は爆笑。爆笑しつつも、病院行きなー、と言ってくれる先輩ヤサシス。痛み止めを流し込み、痛みを誤魔化しつつ肛門科へ。

あー。これはもう手術だね。と。そのまま手術室へなだれ込み、手術台へ。メスだなんだのカチャカチャ音が心拍数を倍増させる。麻酔しますよ、と、注射を打たれたら思わず絶叫。この時までこの世で一番痛いのは親知らずの抜歯(骨削除あり、しかも一箇所に二本のレアケース)だと思っていたが、なかなか肛門付近注射もいい線いってる。

少々グロい話になるので手術詳細は伏せるが、とにかくアレだ。

電気メスを使うと肉の焦げる臭いがするということを知った。


現在経過は良好です。なお、上記手術は処置的なものなので、今後根治手術が控えております。

30を手前にして嫁入り前の尻に傷を付けてしまいました。

おとうさんごめんなさい。いや、父ちゃんも痔だしばあちゃんも痔だったんだから…遺伝?