ノリコのお布団で添い寝ブログ

ファンシーな煩悩のOLさん

カニバル

観てまいりましたよ。
テアトルのチケット余ってなかったら絶対観なかっただろうな。

で、観なくてもよかったなって感想。

あらすじは
腕のいい仕立て屋さんの寡黙な男性が主人公。この男性実は女性ばかりをターゲットにした食人鬼なんですわ。
で、彼の住むアパルトメント(なんて書くとおしゃれっぽいよね)の上の階にいい女ぶった女子が越してくる(けど勿論殺されます)。
で、そのねーちゃんが妹と連絡取れねーっつってこのアパルトメント(おしゃだね!)にやってきて…

みたいな。

もうね、前回同じくイトシアで観たアデルが良すぎてなかなか感想まとめられないのに、こっちは雑にもなりますよ。
ただ、何がそんなに気に入らなかったのかが自分でもイマイチ掴めない。
脚本?映像?音楽?

何というか、いい女ぶった女子がどうみてもビッチ。べつにビッチなことは悪いことだとは思わないけど。
でも、言動がいちいちうざったすぎて「わかった。よし、お前もう殺されて食われてしまえ」としか思えない。
そして、そのねーちゃん。こっちは奔放な妹に振り回される可哀想な地味な姉、みたいな設定なんだろうけど。
やっぱり結局ウザい。

例えて言うなら小学生女子が、クラスの男子に「私のこと好きなんでしょ!」とか「先生!男子が掃除しません!」みたいに吹聴してるイメージ。
反社会的趣味を持つキャラクターを主人公に据えるなら、自身の特異さが社会に馴染まないことを知っているという前提での日陰者感を忘れさせない演出があったりするもんだと思うんですが。
いや、多分この映画にもあったはずなんですが。

女二人のウザさで全てが相殺されるという新しいパターン。
ある意味すごい。
だって、ただの大人しい男性が騒動に巻き込まれたみたいな受難ドタバタ劇か?とか思っちゃうくらいだし。

どうなんだろう?
文化が違えば人間の気質も違うのかな?
わたしが日本人だから「なんじゃこりゃ」って思うんだろうか?

あっ。映像はね、良いですよ。
綺麗だった。海とか山のシーンとかね。

で、結論から申し上げると。
同じように反社会的趣味を持つメンズを主人公に据えた近年の作品なら岩井俊二のバンパイアのほうが10倍良かったなってこと。

以上