二次元男子
会うと二次元男子萌え、の話題になる友人が何人かいる。
三次元の話だったのに、シメに「でもやっぱり好きなタイプって言えば雪兎さんだから」と持ってくるあたりはなかなか揺るぎないこだわりをお持ちなんだろうと思われる。
(雪兎さんとはカードキャプターさくら、をご参照下さい。)
どうせジブリファンにも二次元男子好きにもあんまり賛同を得られないから黙ってるけど、わたしの中のベストオブ二次元男子はもう何年もハウルなわけです。
公開当時、田舎のショッピングセンターに併設されてた映画館で観て以来、そりゃもう長い長い片思いです。
どれくらい好きかと言われれば、一時期ハウルと同じ髪型だったくらい。(ただボブだっただけだけというのは内緒)
しかしいつかハウルについて熱く語ってやろうという思いは消えず。
とりあえずハウルの動く城を借りてきた。
なんだよ…ハウル、登場シーンからカッコいいじゃん。
初めて観た時は泣いたんだ。
ソフィーの台詞一つ一つが物語る、自信のなさが泣けてくる。
ハウルはナルシストで少々ワガママで、すぐ腐っちゃう子供みたいなめんどくせぇ系男子なんだけども。
ソフィーもコイツめんどくさっ!と思いながらも結局ハウルに心奪われてしまう。
中盤、城を引っ越すくだりでソフィーの部屋を用意したりハウルの子供時代の思いでの場所に繋がる新しいドアを用意したりするシーンがある。
いままで、このシーンでハウルがソフィーにやけに優しいのは、ソフィーが好きなのか、でもまだこの時点ではソフィーに優しくする自分が好きなのか、と、モヤモヤしてしまっていたけど。
今日改めて観て現実に即して考えると、そんなそぶりを見せないだけで、本当はそれまでのソフィーに申し訳ないな、なんて後ろめたい気持ちがあるから優しくしてんのかな、とも思ってみたり。
なんでハウルが好きなのかって、やっぱりそういうリアルな人間臭さ、リアルな男性っぽさがすごくいいんです。
カッコつけるくせに、急に弱気な甘ったれたこと言い出したり、でもハウルにしかソフィーにしてやれないことをしれっとしてみたり。
おまけにソフィーに好きだとかほぼ言わない。
あー。ハウルいいよ、ハウル。
掃除婦として雇ってくれんかね?
風呂場の棚はいじったりしないからさ!