Blue Velvet
工藤静香じゃなくて、リンチのほうね。
リンチの映画はあまり観たことがなかったのだけど、マルホランドドライブを観てとても感心してしまった。
内容に関しては諸々の推察サイトがあるからそこに任せて、とかくパラレルワールド(と、一応ここでは表記します)との「境目」になるシーンがとても好きだ。
いや、きょうはBlue Velvetの話だ。
デニスホッパーの悪い笑顔を久々にみた。
…あれ?死んだんだっけ?
性行為をしながらぶたれることを望んでいたわけだけど。
彼女はなぜ暴力を望んでいたのだろう?
既に支配はれているのに、だ。
もしかして、今自分の晒されている恐怖を打ち消す程の圧倒的な力を求めているのかな、と思ったりした。
マゾだから。
リンチはベーコンの作品を好んでいると何かで読んだことがある。
本人も、そもそも画家志望だったそうな。
不安と幻想的なモチーフで構築された絵画を何枚も何枚も重ねていくような、作品がとてもたまらんですね。