恋の罪
園子温はなかなかの笑いのセンスがある人だなと勝手に思っている。
この作品は桐野夏生のグロテスク同様、東電OL殺人事件をモチーフにした作品らしい。
この事件自体、様々な憶測が飛び交って一行に解決しないが忘れた頃に(というか忘れそうになる前に)ポツポツとどこかで話題が出てくる。
これも女の情念だろうか?とか思わないこともない。
で、コレもなかなかギャグのレベルが高い映画だった。
アンジャッシュの児嶋も出てるけど、もはや何のためだったのかもよくわからない。
期待はしていたが「俺のチンチン見たい?」のあたりから一気に迸るギャグセンス。
試食販売の自主練シーン、上品な暴言合戦はもちろんのとこ、とにかくセックスセックス言ってる。
中学生男子の3倍は言ってる。
城のシーンは「怪しい少年少女博物館」を彷彿とさせる。
このゴチャゴチャ感が明け方に見る夢のようでちょっと心地よい。
地獄でなぜ悪い、も観たいな。
「エクステ」の時も思ったけど、映画で当てると金かけて遊べるんだもん、いいよなぁ…と、心底羨ましくなる。
わたしもなにかクリエイトしてみたいなあ。