ノリコのお布団で添い寝ブログ

ファンシーな煩悩のOLさん

ヘルタースケルター

映画のほう。



蜷川実花はなんだか怖い。
あの雰囲気が苦手だ。

とか言いながらさくらんも観てたのを思い出した。
おっぱいおっぱいなオープニングだったな、という記憶。


控室でファックなシーンで、久々に見た窪塚氏がおズボン下ろしてないのが気になった。下ろしてマヌケな感じにしたらもっとよかったのに。
でも写真家なだけあって、自分の出したい場面のイメージを捉えるのがお上手な印象。
これは舞台が芸能界ということもあって、虚構の世界を作るための珍妙なチープさもそりゃお上手に収まってる。
難癖を着けるなら、エキストラは質が悪いなぁ。


わたしは沢尻エリカが好きだ。
一リットルの涙もバカにしてたけど、初めて見た総集編で思わず涙を誘われ、そこからのハイパーメディアクリエイター的な騒動の流れ。
スキャンダラスで怪しい。ローティーン向けの雑誌モデルをやってたころから見ているが、色んな意味でイイ女優になって親心のように嬉しい。
日本はいつからクリーンな芸能界のイメージを打ち出すようになったのか。
ホントはもっともっともっと彼女くらいスキャンダラスな存在がいるはず。
みんなが隠したがるような事実も明るみに出ちゃう。そんな彼女が好きだ。

水原希子。実はこの作品で最も原作にマッチしたキャスティングなんじゃないかと思った。可愛い。

寺島しのぶはコントのようにひたすらやられ役なのがちょっと悲惨面白い。

ストーリーはかなり原作に忠実なので、静かに見たい人はマンガでいいかなと思う。
映画のほうは「芸能人は消費材である」ということをこれでもかと言うほど強く発信している。
からっぽな世界の話だから、商材であるりりこの苦しみや恐怖も全てにリアルは伴わない。
商品にキャラクターは必要でも、感情なんて不要なのだ。


で、見所らしい見所?
特に無い。
ドラクエとかしながらチラチラ観るのにいいんじゃない?