ノリコのお布団で添い寝ブログ

ファンシーな煩悩のOLさん

劇場版 魔法少女まどかマギカ

※ネタバレならないていどにね!!

観て来ました。公開初日です。
新宿ピカデリー、なにげ初参戦。綺麗だしシートの設計も良くて、こんどからここで映画を観ようかな、と思う感じです。
まー、超混んでた。おじさん?が多かった。ちょっと臭った。

テレビ放映時にまどかを勧めてくれた友達と一緒に行ってきたので、映画前後のヲタ寄りトークがちょっと面白かった。

なぜか彼女は私と会うたびいつも氏賀Y太の話をしてくる。わたしは、絵柄があんまり好きじゃないのよね。と、毎回毎回返してる気がする。今回もその一連の流れをこなしてなんだか安心した。

まぁ、わたしはどっちかといえば、駅前花嫁とか描いてるあの人とか、早見純が好きなんだよ…。

映画の件ですが、なんていうか。大きいお友達のためなのかな?百合百合な要素マシマシでした。
個人的には百合も薔薇もあんまり萌えない派なので酸っぱい顔になっちまった気がします。

ストーリーについて触れると、ほぼネタバレになっちゃうから下の方に。

なんでまどマギって流行ったんだろうね?って話を友達としとりました。
だいたい人気が出るアニメって、ハーレム要素が強いのに、女子中学生しかほぼ出てこないからとっても珍しい現象なんじゃないかという友達の考察。

でも、結構世相なんじゃないかともわたしは思ってみたり。
そもそも、まどかを筆頭に中学生が自分で意思決定をして、そのために自転車操業の果てに行き着く先は魔女、な抗えない運命なわけだけど。
特に義務教育課程にある身としては、ざっくり言えば学校と家、しか世界が無いようなもので。自分が決めた訳では無いルールの下、年齢や性別や学力でカテゴライズされた仲間と同じ時間を過ごさなくてはいけない。
これ結構シビアだな、とたまに思うのは、相変わらず後を絶たないいじめや自殺のニュースが定期的に必ず出てくるからで。
まさに一定のルールとある程度の監視の目の下で、その恐ろしい閉塞感に気付いているのかいないのか、生活をしている中学生が主人公。
この閉塞感に忍び寄るのがインキュベーターなのかな、と。だって、自分の生活環境のルールも監視も気にすることなく何でも願いが叶うわけだし。
願いを叶えてプラス魔女を退治出来る強さを手にいれても、あくまでただの中学生。誰に感謝をされるわけでもなく、ただ自分が魔女にならないためにひたすら魔女と戦い続けなければならない。
ボロボロになって死ぬか、自分も魔女になって退治して貰わないと自転車操業が終わらないとか、なんかもうね。

相変わらず景気は良くないし、仕事もいつなくなるかわからない。なんのためにやってるのか分からない仕事をゴミみたいな給料で上司に睨まれながらやってる大人って、多いと思うんだー。

ん?ということはあれかな。
右も左も分からん、年端もいかない少女たちを契約の元ブラック企業に誘い込んで、ボロボロになるまで使い尽くされる、みたいなイメージが、拭え無いんだよねー。
夢とか希望とかじゃなくて、現実しかそこにはない感が居た堪れなくてついつい見ちゃった気がする。





さて、映画の件ですよ…っと。
ネタバレになるかも知れない。もしかしたら!



今回の話の主軸はほむらでしたね。
ほむらって、ストーリーの外郭を一気に攻めるにはもちろん超重要なキャラクターと思うのです。
でもさ。
一人特出した能力(しかも時間いじくれる)がある子をメインに据えちゃうって、どうにでも脚本書けちゃうよなぁ、という感想。

ある意味無限マラソンな、ほむら一人の孤独な戦いってTVシリーズの時は涙せずにはいられない面もあったと思うんだよね。
今回魔女になってしまったわけだけど。
ラストでまどかが転校してくるTV版の一話的な流れで話は終わるけど…
ほむら、時間巻き戻したのかな。そうなんだろうね。
巻き戻った先が必ずしも同じ空間での同じ人間関係で、同じことが起こる、とはならないんだな、とか考えるとなんかドニーダーコを思い出した。
でも気になるのはほむらは魔女のままあの日に戻ったのか?というところだけど。
魔女のままでしか戻れないなら、ほむら自身に時間を巻き戻す意味ってあんまり無いような気がするから、もし魔法少女としてあの時に戻ったのなら、恐らくほむらは時間巻き戻し能力の他に、魔法少女と魔女とのハイブリッドとしての新しい能力を身につけてるんじゃないかとも思えたり。

まぁ、もし魔女のままでもまどかに会うためだけに時間を巻き戻したっていうなら、そこまで百合百合なストーリー誰得!?とか思ってしまうのだよ。

しっかし…変身シーン、某美少女戦士みたいでニヤついたなあ!
そんな世代です。
あー。何書こうとしたかよくわかんなくなっちまった!

とりあえず、きっとまた劇場版やるんでしょ?って感想でした。

おしまいっ